maimai ・ CHUNITHM 全国行脚の旅 第七章 中国編
中国編をはじめる前に前回のおさらい
九州周遊ドライブパスを使い、レンタカーで33時間の九州弾丸行脚を決行。
33時間で約1,000kmもの距離を移動してそれぞれこれから帰るぞというとき。
帰りの飛行機の予約もしていないし、新幹線で帰るわけでもない。
現在持っているものは・・・
・明日の大阪から東京までの夜行バスのチケット
それと・・・
である。
そう、察しの良い人ならもうお気づきだろう。
東京へ帰るついでに中国地方を行脚します(◠‿ ◠)
中国編のはじまり
2016年7月24日(日曜日)
33時間の九州弾丸行脚を終え19時を過ぎたころ。
さすがにこの時間から18きっぷを使っても勿体ないうえに時間も時間なので、
新幹線で小倉へ移動⇒小倉からは在来線で下関へ行くことにした。
下関でふぐ料理を堪能
博多から小倉は新幹線で約15分、小倉から在来線で下関までも15分なので
たった30~40分で下関へ到着した。
さすがにお腹空いたため、せっかくなのでふぐ料理を頂くことにした。
※地元の方に「この辺りでふぐ料理おいしいお店ありますか?」って聞いたところ、
「ふぐじゃないふくだよ!!」って怒られました。どうやら本場ではふぐのことはふくと呼ぶらしい。
ちなみにそのあと親切にお店を教えていただきました。とってもツンデレ。
「ふく料理コース」を注文。
定番のふぐのお刺身が運ばれる、ん~~~コレコレ!
刻んだ小ネギと紅葉おろし、すだちでさっぱりと頂きました。
次にから揚げ、衣がサクサクで身はふっくらジューシー。
ビールが欲しくなっちゃう。
そしてメインはてっちり!
白菜、水菜、しいたけ、豆腐、ふぐの切り身などなど
野菜がたっぷり入っており、ふぐの出汁がしっかり出てあっさりとしていてうまい。
〆に卵とご飯を足して雑炊にする。
最後まで大満足なふく料理コースでした。
山口行脚
お腹も膨れたところで本題の行脚へ。
やってきたのは下関駅から徒歩10分ほどの位置にある、『ラウンドワン下関店』。
40都道府県制覇プレートと称号もゲット!
いよいよここまで来たかと実感。
行脚後はネカフェ探しするも・・・
あれネカフェなくね・・・?
なんと下関にはネカフェが無いことが判明。
仕方なくラウワンのカラオケボックスで寝ることにした・・・
ちなみに昨日は鹿児島のラウンドワンスタジアムの駐車場で車中泊をしたので、
二日連続でラウンドワンで寝たことになる、ラウンドワンに愛された男。
想定外のトラブル発生
「・・・様」
(なんか聞こえる・・・)
「・・・客様」
(なんだ・・・?)
店員「・・・お客様!」
「・・・!? はい!?」
店員「閉店時間なのでお会計お願いします」
(やっべもうそんな時間か・・・てことはもう6時前か・・・)
スマホ「3時50分やで」
ワイ「・・・は?」
(いや何かの間違いじゃね・・・営業時間調べたろ・・・)
ワイ「ほげええええええええええええええ!?」
なんということでしょう。
始発電車までの1時間半、野宿することになってしまったではありませんか。
(大半のラウンドワンは6時まで営業しているのに・・・)
とりあえず歩いてみたけど何もないので、駅のバス停のベンチで寝た。
結果めっちゃ蚊に刺された、つらすぎた。
青春18きっぷの旅スタート
ろくに眠ることもできないまま1時間半が経過した。
改札ではシャッターが空き始め、下関駅にちらほら人が集まり始める。
有人改札に並ぶ人も多く、18キッパーも多かった。
電車に乗車後は、岩国まで爆睡。
途中で目が覚めて、ボックスシートの隣に乗ったおばあさんが声をかけてきた。
婆「若いねぇ、どこへ行かれるんかな?」
ワイ「本日中に大阪まで行く予定です。」
婆「あらあらそれじゃあ途中まで一緒だねぇ」
ワイ「あらそうなんですか、どちらまで行かれるのです?」
婆「私は東京までいくよ」
ワイ「ファッ!?東京まで行かれるんですか!?」
その後の会話で、お孫さんに会いに行くために東京に行くらしく、
なぜ18きっぷで行くのかと尋ねたら、お孫さんの誕生日が近いから移動費は節約して、
その分プレゼント買ってあげるそう。ちょっと目から汗が出そうになった。
お孫さん想いの優しいおばあさんでした。
広島行脚
下関を出発して4時間半、そうこうしているうちに広島駅に到着した。
おばあさんと広島でお別れをして、ゲーセンへ向かう。
駅から徒歩1~2分『GIGAZONE広島駅前店』で行脚をする。
駅前でアクセスしやすいうえ、音ゲーに力を入れている店舗でした。
ちなみに滞在時間は23分でした。
乗り換え時間の都合上、観光とグルメは残念ながら断念・・・
岡山行脚
途中、糸崎駅で乗り換えを挟み、広島から約3時間半で岡山へ到着。
岡山駅から徒歩5分ほど。『スターダスト』というゲームセンターへやってきた。
42都道府県目、岡山ゲット!
音ゲーがとても充実しており、メンテナンスもかなり良かったです。
島根県の代わりに
18きっぷで島根県行くとなると夜行バスの発車時刻までに確実に大阪に着かないので、
島根県は次回にすることにした。
しかし今から大阪へ行くにはかなり時間に余裕がある。
じゃあこうしましょう。
選ばれたのは、香川県でした。
香川行脚
ということで全く予定にはなかったけれど、少しばかり時間に余裕があったので
香川県を行脚することになった。普通電車やマリンライナーの時間がかみ合わず、
特急に乗車し丸亀駅へ。蒸し暑い中歩くこと15分で『セガワールド丸亀店』に着く。
当時maimai1台で割かし混んでいたので時間かかった・・・
うどん食べる時間もなくそのまま岡山に戻った。
1時間前にも渡ったばかりの瀬戸大橋を再び渡る。
それにしても今回全然観光できてないな・・・
三ノ宮で下車
兵庫県でグルコスをプレイしていなかったため、ついでに回収。
グルコスはこれで40都道府県達成、行脚神の虹称号獲得。
大阪到着
下関を出発してから約16時間ほど。21時に無事に大阪駅に到着した。
昨日九州行脚をともにしたtakumiと26時間ぶりの再開を果たした。
梅田で改めて九州行脚の打ち上げをした。
その後はプラザモータープールへ移動し、夜行バスで帰還。
この行脚期間はずっと布団で寝ていないので普段寝れない夜行バスでもよく寝れた。
中国地方最難関 島根県へ
2016年8月24日(水曜日)
あれから約一か月が経過したところで、いよいよ島根県へと向かう決意をした。
島根まで18きっぷで行くことを想定していたのだが、
なんと18きっぷだと東京から1日で島根県はたどり着けないことがわかった。
そのため、岡山まで18きっぷで岡山からは特急に乗る妥協案を採用。
半日以上も電車で過ごすことになる、だいぶ過酷な旅路である。
果たして私の尻はこの長丁場に耐えることができるのでしょうか。
久しぶりに車窓を眺めたり写真を撮ったりして過ごした。
東京~大阪間はあいにくの天気だったが上郡あたりに来た頃には天候は回復し、
綺麗な田園風景を拝むことができた。
特急やくもで松江へ
出発してから約12時間で岡山に到着した。
姫路で少し乗り換え時間に余裕があったので20分ほど下車したが、
それ以外はほぼ電車で過ごした。
ここからは18きっぷが使えないため、別途用意した乗車券と特急券の登場。
特急電車に乗ること自体が久しぶりだったので、もうテンションMAX。
よくみると幕にL特急の「L」の字が書いてある。
倉敷を出て伯備線に入ると、周りの景色は一気に変わる。
新見に近づくにつれ、トンネルが多くなり辺りも山が多くなる。
しかし、やくも号は速度を落とすことなく一気に中国山地を縦断する。
辺りはすっかり暗くなり、山陰地方へ。
米子を発車してしばらくすると、上りサンライズ出雲号と離合した。
ゴールはもう近い。
時刻は19時50分。家を出発してから16時間が経過、無事に松江駅に到着した。
電車内でほぼ座りっぱなしだったのでさすがに尻が限界を迎えていた。
島根行脚
松江駅から松江市営バス 南循環線に乗車し、卸団地 停留所で下車。
そこから徒歩5分『セガ松江店』に到着した。
中国地方全制覇達成!& 本州全制覇!
maimai2台、CHUNITHM4台。
CHUNITHMは次の日にAirにアプデ予定だったためか、かなり混んでいた。
松江駅前のカプセルホテルで一泊
徒歩で乃木駅まで移動して、列車で松江駅まで戻った。列車なかったら詰んでた。
そして今日は沖縄以来のカプセルホテルに宿泊。
一泊2,980円で入浴と朝食も付いてくるという神コスパ。
テレビも備わっているうえ、室内も思ったより広い。
なにより布団で寝れるというのがとても嬉しい。
島根観光
2016年8月25日(木曜日)
天気に恵まれた絶好の観光日和。
島根県のゆるキャラ、しまねっこが書かれた可愛いラッピング車に乗車。
発車してしばらくすると左側に宍道湖を拝むことができる。
のんびりと走るので、車窓を楽しむことができる。
宍道湖を抜けると一気に田園風景へと早変わり。
この日は本当にいい天気で、とても眺めがよかった。
川跡駅で一畑電鉄大社線に乗り換え。この車両どこかで見覚えあると思い調べたら、
過去に南海鉄道で使われていた車両らしい。
松江から1時間ほどで出雲大社前駅へ到着した。
ここからは徒歩で出雲大社を目指す。
8月末の平日ということもあり、人通りはあまりなくのんびりとしている。
この感じ、たまらなく好きだ。
出雲大社到着!
観光客も少なく天気も最高で、とても良い時期でした。
境内まで続く一本の道にテンション上がります。
途中、因幡の兎たちがお出迎え。かわいい。
神楽殿の方にやってきました。
出雲大社といえば日本最大級を誇る大きなしめ縄が特徴的。
長さ約13メートル、重さ約4.5トンもあるそうです、実物は迫力が違います。
行脚も終盤ですが、無事に行脚を完遂させることができるよう祈願しました。
参拝後はバスで出雲市駅へ向かうことに。
道中で、景観を崩さないスタバがあり思わず写真を撮ってしまった。
京都などで地味な色したセブンイレブンやファミリーマートをよく目にするが、
個人的に景観を崩さないお店ランキング堂々の1位はこのスタバだと思っている。
出雲そばをいただく
時刻は11時半過ぎ、そろそろお腹も空いてきたころなのでお昼ご飯。
出雲といえば出雲そばが有名らしく、中でもここの「羽根屋」というお店が
口コミでも高い評価がされていたのでここでそばをいただく。
なんだこれ!?そばが3段になっているぞ、これは面白い。
ということで割子蕎麦3段を注文した。
まるでわんこそばに近い感じの割子蕎麦3段。
薬味は別についているので、1段目はそのまま、2~3段目に薬味を乗せる、
という食べ方もできる。ちなみにつゆはかかってないので自分でかける。
そばの風味が豊かで歯ごたえがあるおいしいそばでした。
ちなみにおかわりもできるようで、これも1段2段と選ぶことが可能です。
食べ終わる頃になると蕎麦湯が出てきます、おいしいそば屋さんは蕎麦湯もおいしい。
18きっぷで大阪まで向かう
お待たせいたしました、青春18きっぷの出番です。
島根行脚と観光を終えて、あとは残る四国を埋めるだけ。
その前に大阪で準備をすべく本日は青春18きっぷで大阪へと向かいます。
一度通ったルートは極力避けたい(駅メモ的にも)ため、
伯備線で岡山に出るルートではなく、ひたすら山陰本線を乗り継いで大阪まで行く。
到着時間は23時47分、約11時間の長い鉄道旅の幕開けだ。
米子から城崎温泉までは非電化区間のため、ずっとディーゼルになる。
そして山陰地方といえばキハ47、ひたすら乗り継いで大阪を目指します。
それではしばし車窓をお楽しみください。
途中で夕立があり、空に虹がかかった。エモい。
トラブルは突然やってくる
車掌「お客様にご案内いたします」
ワイ「ん?」
車掌「この先、山陰本線の浜坂、豊岡方面へおいでのお客様、
ただいま線路内の安全確認のため運転を見合わせています。」
ワイ「え」
車掌「なお、復旧の目途は情報が入り次第お知らせいたします、
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますことお詫び申し上げます。」
ワイ「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
鳥取駅で乗り継いだ車内で告げられる不穏なアナウンス。
このままでは全て乗り継ぎができなくなって大阪に着けなくなる・・・
最悪スーパーはくとを使うしかないかと考え、念のため準備をしておく。
そして約15分程度待機していると再びアナウンスが流れる。
車掌「先ほどの線路内安全確認で安全が確認されたため、
まもなく列車の運転が再開されます。
反対列車到着次第の発車になります。しばらくお待ちください。」
結果遅延は約20分ほどに膨れ上がっていたが、ひとまず運転再開に安心。
JR西日本はこの程度の遅延ならば乗り継ぎで列車の待ち合わせをしてくれるので、
このまま続けて山陰本線で向かうことにした。
徐々に日が暮れ始めてきた、列車は浜坂駅に到着。
この時点で遅延は約15分ほど、少々回復運転もされたので挽回されつつある。
ちなみに浜坂は蟹の町であり、浜坂駅の駅弁でもかに寿司が有名だ。
ずっとキハ47のターン!!
この辺りまでくると雑草の茂り方がすごい、秘境駅だ・・・
この頃、餘部駅にエレベーターを設置する工事が行われている最中でした。
福知山駅の夕飯チャレンジ
途中想定外のトラブルもあったが、列車は最終的に3分遅れで福知山駅に到着した。
時刻は21時、次の列車は21時29分に発車するため、ご飯を食べる余裕がある。
ここ最近車内でコンビニのおにぎりばかりを食べていたこともあり、
さすがに温かいものが食べたいと思い、駅前にある「餃子の王将」に駆け込んだ。
餡かけチャーハンを注文したが、予想以上に店内が混んでいて中々出てこない。
発車まで残り10分、ようやく餡かけチャーハンが運ばれてきた。
餡かけなのでめっちゃ熱い。
いや餡かけなんだからそりゃそうだろ。
あああ!! 普通のチャーハンにすればよかった!!!!
そんな後悔をしつつ火傷なんて知らん!という勢いで一気にチャーハンを平らげた。
舌の感覚が麻痺してもはや味わっている余裕なんぞ皆無。
発車まで残り2分、会計を音速で済ませ福知山駅の階段を一気に駆け上がる。
さっき食べたチャーハンが思いっきり逆流しかけたが、
発車メロディが鳴り終わると同時に駆け込みセーフ。
念のためトイレがついている号車に移動し、付近の席で死んでいた。
急いでいるときに餡かけチャーハンを頼んではならない(戒め)
その後23時47分、定刻通りに大阪駅に到着して中国地方行脚は無事に終了した。
中国編まとめ
全て鉄道による行脚となりました。
冷静に考えたら、当時九州行脚終わったあとに中国地方+香川県を、
18きっぷで横断する元気があったって考えると我ながら恐ろしいです。
今回島根県は人生初の訪問だったので観光とグルメには力を入れました。
広島と岡山は時間の都合上グルメ観光を織り交ぜることができなかったのが残念。
また今回の鉄道行脚で最難関は島根県一択でした。
本州で唯一東京から18きっぷで当日に着かない県なので特急課金せざるを得ません。
鉄道のみの行脚となると本数の兼ね合いもあり行脚難易度は極めて高いです。
松江駅からバスを利用する手段が最も効率的に行脚をすることが可能です。
今回の中国編で訪れたゲームセンターをGoogleマップにまとめてみました。
中国編を終えた段階での全国行脚進捗状況です。
いよいよゴールは目の前!
残るは四国3県のみとなりました。
この3県も比較的行脚難度は高いので、油断せずにしっかりとプランを組んでから、
あとはゴールに向かってウィニングランするのみ。
ラストスパート、頑張っていきましょう!!
次回「maimai ・ CHUNITHM 全国行脚の旅 第八章 四国編」です。お楽しみに!